運動負荷心電図検査(EST)

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運動負荷心電図検査(EST)

運動負荷心電図検査(EST)とは何ですか?
運動負荷心電図検査EST(Exercise Stress Test) とは、運動時のように心拍数を上げて心臓に負荷をかけながら心電図を記録する検査です。トレッドミル(ランニングマシン)での歩行や固定式自転車(サイクリング)を用いて行い、心電図のグラフを取得します。このデータを分析することで、冠動脈狭窄、心筋虚血、その他多くの心臓疾患の診断に役立てます。

どのような人が運動負荷心電図検査(EST)を受けるべきですか?
運動負荷心電図検査(EST)を受けるべき人は、以下のような行動やリスクを持つ方です。

  • 40歳以上の方
  • 胸痛や呼吸困難の症状がある方
  • 不整脈の症状がある方
  • 心臓以外の臓器の血管疾患のリスクがある、または既往がある方
  • 糖尿病、高脂血症、高血圧などの基礎疾患がある方
  • 冠動脈疾患の治療歴がある方
  • 家族に心臓病や脳血管狭窄の病歴がある方
  • 甘い、脂っこい、塩辛い食事を常に摂取している方
  • 喫煙量が多い、または受動喫煙を常に受けている方
  • 十分な休息が取れておらず、睡眠が浅く、常に疲労感がある方

ただし、運動負荷心電図検査(EST)は骨や関節の疾患がある方、心肥大の患者、高齢で運動が困難な方には適していません。

運動負荷心電図検査(EST)の手順
検査技師は胸部6箇所、腕と脚にそれぞれ4箇所の計10箇所に心電図用の電極(Electrode)を装着し、さらに腕に血圧計のカフを巻きます。その後、検査を受ける方はトレッドミル上をゆっくり歩き始め、医師が徐々に速度と傾斜を上げていきます。歩行時間は平均6~12分程度で、その後5~10分の回復期(リカバリーステージ)に入ります。検査全体の所要時間は約20~30分で、その間に血圧も定期的に測定されます。

検査中に心筋虚血がある場合、心電図に変化が現れ、胸痛や圧迫感を感じることがあります。検査は専門医の管理下で行われるため、安全性は確保されています。歩行が困難な高齢者などの場合は、固定式自転車(サイクリング)を代わりに使用することがあります。

運動負荷心電図検査(EST)を受ける前の準備

  • 検査の3時間前から飲食を控え、検査前の食事は脂肪分の多いものを避けること
  • 検査の12時間前からお茶、コーヒー、カフェイン含有飲料を控えること
  • 検査の3~4時間前から喫煙を控えること
  • 運動に適した服装と靴を着用すること。自分で用意するか、病院で用意されたものを使用してもよい
  • 常用薬がある場合は事前に医師に伝え、心拍数を遅くする薬(ベータ遮断薬)など一部の薬は検査前に中止する場合がある。これらの薬は高血圧、不整脈、緑内障、不安障害、片頭痛、甲状腺機能亢進症などの治療に用いられる
  • 喘息の方は吸入薬を持参すること
  • 糖尿病の方は検査日用の薬の調整のため、担当医に必ず伝えること

運動負荷心電図検査(EST)の結果の解釈と評価
医師は心電図のグラフをもとに検査結果を評価し、以下のようなリスクや疾患の診断を行います。

  • 冠動脈狭窄症:症状がないが中等度以上のリスクがある患者のリスク評価に有用
  • 既存の冠動脈狭窄症患者の追加検査の必要性や、血管形成術(バルーン拡張術)などの治療の判断
  • 既存の冠動脈狭窄症患者に対する薬物治療の効果と治療成績の評価
  • 一部の不整脈の診断と評価
  • 運動時の心臓の最大能力と効率の評価により、適切な運動強度や種類の計画立案
  • 急性心筋梗塞後の患者の最大運動能力の評価と治療経過の追跡、過度な負荷の防止

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