乳房ケアセンター Breast Center パヤタイ病院1 私たちはケアと治療の準備ができています
「乳がん」は世界中の女性の死亡原因の第1位であり、毎分1人が亡くなっています。国立がん研究所の統計によると、タイの女性の新規乳がん患者は年間12,161人にのぼり、1日平均34人が発症し、1日平均10人が亡くなっています。
かつて乳がんは子宮頸がんに次いで2番目に多いがんでしたが、現在は第1位となっています。乳がんは早期に治療を受ければ治癒可能ながんです。
パヤタイ病院1 乳房ケアセンターまたはPhyathai 1 Breast Centerは、乳房および乳がんのケアの重要性を認識し、乳がん専門外科医チームと多職種が連携する乳がん多職種チーム(Multidisciplinary Team Breast Cancer、MDT Breast Cancer)による治療を提供しています。
特にパヤタイ病院1 乳房ケアセンターは、乳がん患者ケアの認証制度であるDSC基準の評価をクリアしており、適切かつ安全に乳がん患者をケアできる能力が認められています。これにより、良好で質の高い治療結果を提供し、患者の長期的な生活の質の向上に寄与しています。
当センターには女性医師チームもおり、女性同士の感情を理解した特別なケアを提供しています。医師は統合的ながん治療委員会(MDTチーム)と連携し、がん専門医、放射線科医、病理医、がん専門看護師、薬剤師、心理士と共に個別化された乳がん治療計画を立てます。また、家族性がんの遺伝子専門医も在籍し、遺伝性乳がんのリスクがある家族の監視に重要な役割を果たしています。
現在、パヤタイ病院1 乳房ケアセンターには、乳房外科および乳がん治療の専門医がおり、正確で安全な治療経験を持っています。最新かつ適切な医療技術を用い、手頃な価格で個別に密接なケアを提供し、まるで家族の一員のように対応しています。
手術面では、乳がん切除において「オンコプラスティック乳房手術」という高度な医療技術を導入しています。これは乳房全摘出を避け、腫瘍のみを切除する方法で、乳房の形状や美しさをできるだけ保つことが可能です。
乳房手術は乳がん治療と形成外科手術を組み合わせたもので、切除した乳房の代わりに乳房再建を行います。従来の乳がん手術は乳房全摘出であり、乳房を失うことで女性の自信を損なうことがありました。乳房温存手術は形状の歪みが問題となることもありました。
「オンコプラスティック(Oncoplastic)手術法は
がん治療と
乳房の美しさをより良く保つ新しい選択肢です」
高精度な診断機器も完備
- デジタルマンモグラム(Digital Mammogram)
- 超音波検査(Ultrasound)
- 磁気共鳴画像装置(MRI)
- コンピューター断層撮影装置(CT Scan)
- 疑わしいがんの組織検査として、乳房生検(Breast Biopsy)や放射線技術を用いた精密生検など
乳がんの多くは痛みを伴いません
まれに腫瘍が急速に大きくなったり、隣接臓器を圧迫した場合に痛みが生じます
自己触診と年1回のマンモグラム検査
35~40歳以上からは特に重要です
乳房にしこりを感じたらすぐに医師の診察を受けてください
痛みが出るのを待つべきではありません