診断の専門知識に加えて、常に重視しているのは迅速さです。特に急性心筋梗塞の患者を治療する際には、一秒一秒が生活の質にとって重要です。患者の受け入れから転院までのプロセスは、患者の家族や各病院にとって便利で、明確で迅速な連携システムが国際基準のもとで整備されており、安全性を最優先に24時間体制で対応しています。(急性心筋梗塞の緊急時には、国際基準に従い90分以内に冠動脈拡張を行い、患者は10分以内に心電図検査を受ける迅速な診断が行われます) これにより、多くの患者の死亡率を大幅に減少させることができます。
専門分野に特化した心臓病専門医チームが充実
心臓センターには、心臓病患者のケアに特化した訓練を受けた医師とスタッフがおり、チームとして連携して患者に効果的かつ安全なサービスを提供しています。例えば:
- 循環器内科医
- 心臓血管カテーテル専門内科医
- 不整脈専門内科医
- 心臓胸部外科医
さらに、心臓病患者のケアに特化した医療スタッフとして、心臓専門の研修を受けた看護師、薬剤師、栄養士、理学療法士も在籍しています。
包括的な医療サービスで安心の治療を提供
- 心電図検査
- 高周波超音波心臓検査
- 運動負荷心機能検査
- 24時間心電図記録および異常監視
- 心内電気生理検査(不整脈の診断)
- 心臓カテーテル検査による診断
また、心臓カテーテル検査室(Cardiac Catheterization Laboratory (Cath-Lab))内の特殊機器を用いた患者の心臓治療も行っています。例えば:
- 手首や鼠径部からの冠動脈カテーテル検査(Cardiac Catheterization)
- 冠動脈造影(Angiography)
- 心臓弁の閉鎖不全のカテーテル治療
- バルーンおよびステントによる冠動脈狭窄拡張(経皮的冠動脈形成術:Percutaneous Transluminal Coronary Intervention)
- 永久ペースメーカー植込み(Pacemaker Implantation)
- 自動植込み型除細動器(Automated Implantable Cardioverter Defibrillator : AICD)
- 心臓手術(Cardiac Surgery)
- 冠動脈バイパス手術(Bypass)
- 心臓弁手術
“最新”技術による“治療”の提供
心臓病でよく見られ、心臓病患者の主要な死因である虚血性心疾患に対しては、バルーン拡張術(経皮的冠動脈形成術:PTCA)や、閉塞した血管の代わりに脚の静脈や一部の動脈を用いて新たな血流路を作る冠動脈バイパス移植術(CABG)、薬物治療、バルーン拡張およびステント留置などの治療技術を備えています。
細部にわたる配慮で安心を創造
処置の前後に患者へ情報提供を重視し、服薬指導、食事管理、リスク因子のコントロールを強調しています。患者が退院後も、心臓カテーテルチームが定期的に電話で症状をフォローアップし、心臓病患者が治療後に直面しやすい自己管理の問題に対応しています。患者の中には治療が完了しても体調が完全に戻らず、心不全を恐れてストレスを感じ、再発するケースもあります。そのため、私たちは患者のサポーターとして不安を和らげ、日常生活を正常に送れるよう支援し続けています。