パヤタイ2病院 健康増進・産業医学センター
パヤタイ2病院 健康増進・産業医学センターは、あらゆる業種の従業員の健康管理を積極的かつ受動的に提供しています。企業、工場、ビジネス組織を対象に、産業医学の専門医チームと多職種医療チームが運営し、従業員の健康促進と疾病予防を図り、健康で幸福な生活（Healthy and wellness）を支援しています。これは法令で定められた基準に準拠し、6つのAの方針に基づいています。
認証: 当院はタイ保健省から産業衛生サービスの認証を取得しており、「優秀」レベルで認定されています。さらに国際基準へのステップを進めており、事業者、企業、利用者の皆様に対し、パヤタイ2病院の産業衛生サービスが基準に沿い、正確かつ法令に準拠していることを保証しています。継続的な品質向上を図り、産業医学機器も標準認証を受け、学術的に正確です。
さらに、リハビリテーション医学の医師と理学療法士チームは、米国からMatheson’s Certified Functional Capacity EvaluatorおよびMatheson’s Certified Ergonomic Evaluation Specialistの認定を受けており、東南アジア地域で初のグループです。組織から紹介された患者の評価を行い、事故や疾病後の適切な職場復帰を支援し、作業に関連する人間工学（エルゴノミクス）の問題にも対応しています。
評価: 職場での健康リスクを評価・分析し、健康監視計画を設計・立案し、適切な健康診断項目を設定しています。さらに、慢性疾患の要因、業務リスク、健康リスク行動を考慮した個別健康リスク評価プログラムを用いて、健康管理計画を策定しています。
パヤタイ病院グループおよびパオロ病院グループは、包括的な健康管理を先導し、組織の従業員の健康増進と職業病や不適切な生活習慣によるリスク低減を目指しています。BDMSがOHSUと共同開発した「Let’s Get Healthy!（LGH）Thailandアプリケーション」を企業顧客と従業員に提供し、身体的および精神的健康リスクの認識を促進します。組織は従業員の健康状態を把握し、健康生産性管理（HPM）レポートを通じて労働効率を向上させ、適切な健康管理設計、医療費管理、組織の生産性向上、持続可能な健康文化の構築に役立てています。
分析: 一般健康診断および職業関連健康診断のデータを個別および統計的に分析し、問題点を特定して個人および組織レベルでの健康促進策を検討します。将来の慢性疾患予防、慢性疾患からの回復促進、合併症リスク低減、従業員および組織の医療費削減、生産性向上を目指します。
適応: リスク群に対し、健康改善のための態度や行動変容モデルを構築しています。
パヤタイ病院グループおよびパオロ病院グループは、Health upチームを設立し、リスク群従業員の健康意識向上と生活習慣改善を促進しています。産業医学専門医、産業看護師、人事部、理学療法士、各専門医、マーケティング部門からなる多職種チームが、特定の健康問題に対応した多様な健康開発プログラム（疾病別、個別、職業別プログラム）を設計し、最大の効果を目指しています。
学術的承認: 産業医学業務に活用するための学術研究を実施し、企業の信頼を得ています。主な研究例は以下の通りです。
- BDMSおよびOHSUと共同で、衝動性（Impulsivity）行動調査を翻訳しました。これは生活、仕事、行動変容に影響する行動で、Barratt Impulsiveness Scale（BIS 11）をタイ語に翻訳し、原著の著作権を取得しています。研究に基づき翻訳され、効果的な評価ツールとして証明されており、タイ人参加者の研究に使用され、BDMSとOHSUにより心理学研究誌に掲載されました（Juneja et al., 2019）。
- BDMSおよびOHSUと共同で、Let’s Get Healthy! Thailand Diet Survey Validation研究を実施中で、非感染性慢性疾患リスクに関するタイ人の食行動調査の妥当性を検証し、論文投稿準備中です。
アプリケーション: 従業員向けに自身の健康状態やリスク、健康改善のための方法やツールを理解できる各種アプリケーションを開発しています。
- Let’s Get Healthy!（LGH）Thailandアプリケーション：身体的および精神的健康リスクの自己評価に使用。
- Health upアプリケーション：健康診断結果の閲覧と健康改善のためのアドバイス提供に使用。
健康増進・産業医学センターの提供サービス
- 積極的な産業衛生サービスの提供 産業医学専門医チームによる包括的な事業所内産業衛生サービスの実施
1.1 詳細な現場調査による健康リスク評価（Health Risk Assessment by In-Depth Walk through Survey）：事業所の作業環境と状況を詳細に調査し、特有の健康リスクを評価・分析します。事業所ごとに異なる健康脅威に対応した管理策を策定し、法令に準拠した適切な健康診断プログラムを設計し、従業員と組織に最大の利益をもたらします。
1.2 事業所内診療所および主治医サービス（Out clinic and primary doctor company）：事業所内の看護室を設置し、医療サービス、健康促進、衛生管理を提供します。内科医、耳鼻咽喉科医、理学療法士など多職種専門医が従業員の健康管理を支援し、遠隔医療（Telemedicine）システムも導入し、迅速かつ便利な医療アクセスを実現しています。産業医学専門医の監督のもと、法令に準拠したサービスを提供します。
1.3 企業顧問医（Doctor company consultant）：産業医学専門医チームが事業所や組織の常駐顧問として、産業衛生の基準および関連法令に沿った助言と支援を行い、職業病の診断・相談も担当します。
1.4 Health up：事業所内での健康増進サービスを提供し、従業員の健康状態に合わせたプログラムを計画・設計します。
- Fit For Workプログラム： 安全に業務を遂行できるかを産業医学の基準に基づき、就業前に健康状態を評価します。国際的に認められた適合性評価ガイドラインに準拠しています。
2.1 密閉空間作業者の健康診断（Confined Space Medical examination）：密閉空間での作業は「危険な状態」とされており、2004年の省令に基づき安全管理、産業衛生、作業環境の基準が定められています。密閉空間作業者は年1回以上の健康診断を受け、作業に適した健康状態であることを確認します。
2.2 高所作業者の健康診断（Work at Height Medical examination）：高所作業は生命に危険を及ぼすリスクが高く、身体的・精神的健康の評価が極めて重要です。事故や死亡、疾病のリスクを減らすため、労働法令に基づき健康診断を実施します。関連法令には2008年の建設作業に関する安全衛生基準省令、2018年の高所作業安全管理システム基準（MOPH 101:2561）、労働安全衛生環境促進機関（公的機関）およびその他高所作業関連法令が含まれます。
2.3 石油・天然ガス産業従事者の健康診断（Oil & Energies United Kingdom; OEUK Medical examination）：石油・天然ガス産業での作業に備え、OEUKの認可を受けた専門医が英国基準に基づき従業員の健康評価を行います。
2.4 海上石油産業従事者の健康診断（Offshore Medical examination）：遠隔地かつ高リスクな海上石油産業での作業に備え、専門医による健康評価、治療、問題解決を行い、適切な健康状態での勤務を支援します。
2.5 船員の健康診断（Seafarer Medical examination）：船舶勤務に備え、2002年の船員健康診断および健康証明書発行基準に基づき、海事局の特別許可を受けた医師が健康診断を実施し、健康証明書を発行します。
2.6 航空従事者の健康診断（Aviation Medical Examination）：パヤタイ2病院は、タイ民間航空局（CAAT）認定の航空医学検査および証明書発行施設（AEROMEDICAL OFFICE、AMOタイプ）として認定されており、専門医による包括的な航空医学サービスを提供しています。パイロット、客室乗務員、航空旅客、関連スタッフの健康とパフォーマンスを重視しています。
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- 民間航空医学検査施設 AEROMEDICAL OFFICE（AMOタイプ）
- 航空従事者の定期健康診断
- パイロット用医療証明書（タイプ2-PPL）
- パイロット用医療証明書（タイプ4-UPL）
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