「甲状腺機能低下症」という名前を聞くだけで、多くの人は顔をしかめるかもしれません。なぜなら、「甲状腺機能低下症」は甲状腺の機能異常によって起こる健康問題であり、体が弱くなり、疲れやすく、倦怠感や眠気を感じるからです。女性の場合は、生理不順に影響を及ぼすこともあります。
甲状腺は代謝に関わるホルモンです
甲状腺は甲状腺ホルモン、すなわちチロキシンを合成する役割を持っています。これは甲状腺から分泌されるホルモンで、エネルギーの使用や代謝のプロセスを適切に行うために必要です。甲状腺の機能が異常になると、体内の代謝や栄養素の利用に異常が生じます。
甲状腺の機能異常はどうやってわかるの?
通常、甲状腺の異常には主に二つのタイプがあります。
- 甲状腺機能亢進症(Hyperthyroid):甲状腺が過剰に働く状態で、血中ホルモン濃度が正常より高くなり、エネルギー代謝率が上昇します。
- 甲状腺機能低下症(Hypothyroid):血中の甲状腺ホルモンが不足している状態で、代謝が低下し、栄養素やエネルギーが体内に蓄積されやすくなります。
どんな症状があれば「甲状腺機能亢進症」を疑うべきか
- 疲れやすい、動悸、手の震え、多汗
- 頻繁に空腹を感じるのに体重が減る
- ストレス、不眠
- 集中力の低下、落ち着きのなさ
- 女性の場合、生理が少なくなることがある
- 症状が重い場合は心不全を伴うこともある
どんな症状があれば「甲状腺機能低下症」を疑うべきか
- 体重増加、むくみ
- だるさ、怠惰、頻繁な眠気
- 話すのが遅くなる、うつ状態、集中力の低下
- 乾燥肌、ざらつき
- 力が出ない、筋力低下、こむら返りが起こりやすい
- 女性の場合、生理が多くなったり、生理が止まることがある
甲状腺の機能異常は体に直接影響を及ぼすため、自分自身や周囲の人に上記のような症状がないか確認し、甲状腺疾患の可能性があるかどうかを考えることが重要です。疑わしい場合は、早めに医師の診察を受けて正確な原因を調べ、適切な治療を受けることが必要です。
