肌を明るくするレーザーには何種類ある?肌の悩みに合った選び方とは?

Image

Share


肌を明るくするレーザーには何種類ある?肌の悩みに合った選び方とは?

鏡の前に立つと、肝斑やそばかす、ニキビ跡が見え、肌の表面もなめらかでない。そろそろ“美肌レーザー“に頼る時期かも、と思うことはありませんか。でも、いざ施術を選ぼうとすると、Pico、EVO Q-Plus、RedTouch、IPLなど、さまざまな機器の名前があり、自分の肌に合うのはどれなのか迷ってしまいます。

 

実際、美肌レーザーにはさまざまな種類があり、誰にとっても最良の機器というものはありません。それぞれ異なる肌悩みに対応するために設計されているからです。情報を探している方は、まずここで分かりやすく確認してみましょう。悩みに合ったものを選べば、費用に見合う効果が期待でき、無駄な出費を避けられます。

 

美肌レーザーとは?人気の理由

美肌レーザーとは、光エネルギーや特定の波長を持つ光を肌の層に照射し、過剰な色素(肝斑、そばかす、シミ)、毛細血管、赤みなどの悩みに対処したり、新しいコラーゲンの生成を促したりする施術です。一般的なクリームによるスキンケアとは異なり、レーザーは肌のより深い層まで届き、より短期間で効果を実感しやすいという特徴があります。

 

美肌レーザーを受ける人が増えている理由は、見た目の美しさだけではありません。肝斑や長期間残っているニキビ跡など、クリームを塗るだけでは改善しにくい肌悩みを抱えている人も多くいます。悩みに合ったレーザーを選べば、費用も時間も節約できる近道になります。

美肌レーザーにはどんな種類がある?それぞれの違いは?

現在、美肌レーザーにはさまざまな技術がありますが、患者さんからよく質問され、クリニックや病院でも広く使用されている主なものは、知っておきたい4種類です。

 

1. Pico Laser:ピコ秒レベルの高速レーザー

Pico Laserは、ピコ秒(1兆分の1秒)レベルの速さでエネルギーを照射するレーザーです。従来のQ-Switchレーザーよりも大幅に高速です。この速度のメリットは、色素をより細かい粒子に分解でき、体内で排出されやすくなることです。また、肌に蓄積する熱が少ないため、施術後の色素沈着(PIH)のリスクを従来の技術より抑えやすいことも重要な特徴です。

 

Pico Laserが適している方

  • 肝斑、そばかす、シミに対して、肌への刺激を抑えた穏やかな効果を求める方
  • ニキビ跡、毛穴の開き、肌の凹凸が気になる方
  • ダウンタイムを抑えながらコラーゲンの生成を促し、肌全体を明るくしたい方

 

2. EVO Q-Plus:根深い色素にアプローチするQ-Switchレーザー

EVO Q-Plusは、肌の深い層にある色素の悩みに特化して設計されたQ-Switch Laserです。エネルギーを照射して、異常なメラニン色素を分解します。長期間蓄積した肝斑、深いそばかす、クリームを塗っても改善しにくいシミなどに対応します。このタイプの技術は、メラニンに高い選択性を持つ波長を備えているため、アジア人の色素の悩みの治療に長年にわたって主に使用されています。

 

EVO Q-Plusが適している方

  • 肝斑、そばかす、目立つシミが肌の深い層にある方
  • 特定の部位に色素異常があり、集中的な治療を希望する方
  • スキンケア製品を試しても、悩みが改善しなかった方

 

3. RedTouch:赤みや炎症性ニキビに特化したレーザー

RedTouchは波長675ナノメートルのレーザーで、一般的な色素レーザーとは異なり、主に炎症や血管の異常に関する肌悩みに対応するよう設計されています。

 

RedTouchに関する医学研究では、顔の赤みや毛細血管の治療に使用されているほか、眼科領域でまぶたの脂腺をケアする用途についても研究されています。このことから、RedTouchは血管や肌の炎症に特化した技術であることが分かります。

 

RedTouchが適している方

  • 顔の赤みや発疹がある方、酒さになりやすい方
  • 炎症性ニキビが治まった後も赤みが残っている方
  • 敏感肌で、肌の表面にやさしい施術を希望する方、外用薬を使用できない方
  • 肌の凹凸や毛穴の開きが気になる方

 

4. IPL(Intense Pulsed Light):肌全体を明るくする高エネルギー光

IPLは、前述の種類のような単一波長のレーザーではなく、1つの機器で複数の波長を持つ高エネルギー光を照射するものです。色素、毛細血管、赤みなど、複数の対象に同時に照射できるため、特定の悩みだけを重点的に治療するのではなく、肌全体を明るくしたい方に適しています。

 

IPLが適している方

  • 肌の色むらやくすみが気になり、全体的に明るい肌を目指す方
  • 日光による赤みや浅い毛細血管が気になる方
  • 肌のケアと軽度の色素悩みへの対処を同時に行いたい方、ダウンタイムを抑えたい方

簡単比較表:肌悩みに合うレーザーはどれ?

施術 作用の仕組み 主な効果
Pico Laser 短いパルス幅( picosecondレベル)でレーザーエネルギーを照射し、熱の蓄積よりも機械的作用/Photoacoustic効果を重視して、色素を小さな粒子に分解 肝斑、そばかす、シミ、色素沈着、肌の色むら、ニキビ跡、毛穴/肌の凹凸
EVO Q-Plus ナノ秒レベルの短いパルス幅でエネルギーを照射する Q-Switched laserの一種。532/1064 nmなど、色素に反応する波長を選択し、色素を分解して徐々に排出 そばかす、シミ、色素沈着、肌のトーンアップ
RedTouch レーザー 675 nmを真皮層に照射し、コラーゲン内にマイクロサーマルゾーンを形成して、新しいコラーゲンの生成を促進 肌のキメやハリ、小じわ、毛穴、肌質の改善、一部の色素の悩みへの対処
IPL レーザーではなく、複数の波長を持つ光を使用。フィルターで波長域を選び、メラニンやヘモグロビンに吸収させて熱に変換 肌のトーンアップ、赤み、毛細血管、日光によるそばかす、茶色いシミ、肌の色むら

実際には、皮膚科医が1つの施術だけを選ぶことは少なく、一人ひとりの肌の状態を評価したうえで、複数の施術を組み合わせて治療計画を立てることがよくあります。肝斑と赤みが同時にあるなど、顔の肌悩みが重なっていることも多いため、施術を決める前に医師へ相談することが大切です。

 

美肌レーザーの施術前に必要な準備と注意点

  • 必ず事前に医師の診察を受ける レーザーの種類によって適応や制限が異なり、人によっては適さない技術もあります。
  • 施術前後は強い日差しを避ける この時期は肌が光に敏感になるため、日焼け止めをこまめに塗りましょう。
  • 肌のアレルギー歴、服用中の薬、妊娠について伝える 毎回、事前に医師へお知らせください。
  • 施術後は医師の指示に従って適切に肌をケアする 色素沈着や肌荒れのリスクを抑えるためです。
  • 一度の施術で効果が出ると期待しすぎない 多くの肌悩みは、明確で持続的な効果を得るために、医師が立てた計画に沿って複数回の施術が必要です。

FAQ:美肌レーザーに関するよくある質問

 

Q:美肌レーザーは痛いですか?

A:施術中の感覚は、レーザーの種類や一人ひとりの痛みへの敏感さによって異なります。多くの場合、輪ゴムで軽く弾かれるように感じます。クリニックでは、不快感を抑えるために施術前に麻酔クリームを塗ることもよくあります。

 

Q:美肌レーザーは何回で効果が出ますか? 

A:肌悩みや使用するレーザーの種類によって異なります。1回目から変化を感じられる施術もありますが、肝斑や赤みなどの慢性的な悩みは、医師の推奨に従って複数回継続する必要があることが多いです。

 

Q:美肌レーザーにはダウンタイムがありますか?

A:Pico LaserやRedTouch Proなどの新しい技術では、数日間、軽い赤みやつっぱり感が出ることがあります。より深い層にアプローチする施術では、それ以上の回復期間が必要になる場合もあります。必ず施術前に医師へ詳細を確認してください。

 

Q:妊娠中や授乳中でも美肌レーザーを受けられますか? 

A:妊娠中または授乳中の場合は、必ず医師にお知らせください。この時期には推奨されない施術もあります。医師が適切かどうかを判断します。

 

美肌レーザーの相談先を選ぶには

安全で効果的な美肌レーザーを受けるには、肌悩みに合った機器を選ぶだけでなく、専門医が肌を詳しく診察してくれる施設を選ぶことも重要です。Phyathai 3 Hospitalの皮膚科・美容センターでは、皮膚科医のチームが相談に応じ、一人ひとりに合わせた治療計画を立てています。

 

EVO Q-PlusやIPLなど色素の悩みにアプローチする技術から、一人ひとりの肌状態に合わせた各種スキンケア施術まで、幅広いレーザー技術を導入しています。トンブリー周辺にお住まいで、顔の肌について相談できる場所をお探しの方は、施術を決める前に医師による肌診断の予約をしてみてください。

 

 

Dr. Ruamporn Ngammongkolrat [医師免許番号 41603]
Phyathai 3 Hospital 皮膚科専門医

 

Loading...

Share


Loading...

肌を明るくするレーザーには何種類ある?肌の悩みに合った選び方とは?