多くの人は「母乳」が新生児から生後6ヶ月までの赤ちゃんにとって最良の栄養であると聞いたことがあるでしょう。しかし、母乳にはどれほどの効果があり、赤ちゃんの必要とする栄養素が十分に含まれているのか、母親が食べたものが母乳に影響を与えるのか疑問に思ったことはありませんか?今日はPhyathai Explainがその答えをお伝えします。
胸の血液が濾過されて「母乳」になるって本当?
答えは「違います」。医学的な情報によると、母乳には血液の成分は含まれていません。母乳は血液から濾過されて作られるのではなく、汗腺に似た大きな乳腺が乳房内で集まり連結しており、血液から栄養素、タンパク質、糖分を取り込んで母乳を生成しています。簡単に言うと、母乳は血液から直接作られるわけではありませんが、血液は母乳生成の過程で重要な役割を果たしています。
母乳1mlあたりの成分は何が含まれているの?
- 免疫成分: 特に出産直後の初乳と呼ばれる「初乳」やコロストラムには免疫成分が豊富に含まれており、新生児の感染リスクを防ぎ減らすのに役立ちます。白血球が2,000~3,000個/ml含まれ、細菌の細胞壁を破壊して死滅させる酵素であるリゾチームの量は他の乳より5,000倍も高く、これが母乳が赤ちゃんの最初のワクチンと称される理由の一つです。
- タンパク質: 母乳には1,000種類以上のタンパク質が含まれており、その60%以上は「ホエイプロテイン」と呼ばれる消化吸収が良く、筋肉の成長を助け、感染予防にも効果的なタンパク質です。
- 糖質: 母乳には200種類以上の複合糖質であるオリゴ糖が含まれており、これは赤ちゃんの腸内でプレバイオティクスとして働き、血流への感染を防ぎ、脳の炎症リスクを減らす効果もあります。
- 脂肪:母乳の脂肪量は100mlあたり4グラムで、赤ちゃんの重要なエネルギー源です。母乳中の脂肪酸の多くは長鎖不飽和脂肪酸で、脳の発達を助け、ビタミンの吸収を促進し、体の代謝を活性化させます。
- ビタミンとミネラル:ビタミンB、C、A、Eはすべて母乳に含まれていますが、その量は母親が摂取するビタミンの量に依存します。したがって、授乳中の母親は5大栄養素をバランスよく摂ることが推奨されます。また、母乳には鉄分とカルシウムも含まれており、新生児から生後6ヶ月までの赤ちゃんに十分な量が含まれています。量は多くないものの吸収率は高いです。
乳房の大きさは関係ない、母乳の量はこうして決まる…
母乳の量は乳房の大きさには関係なく、影響を与えるのはホルモンの「プロラクチン」と「オキシトシン」です。これらのホルモンは赤ちゃんが乳を吸うときに多く分泌され、母乳を作る乳腺を刺激し、乳腺周囲の筋肉細胞を収縮させて母乳を押し出します。この2つのホルモンは母親の感覚や感情と密接に関連しているため、母親がストレスを感じたり、体調不良、痛み、不安を感じると母乳の量が減る理由となっています。
食事と母乳の関係
母乳育児支援センターの財団によると、授乳中の母親は十分で多様な5大栄養素を摂取することが推奨されています。栄養不足は赤ちゃんに大きな影響を与えないとされていますが、母親の体は常に最良の栄養を母乳に送り出すために働いています。そのため、母親の体が影響を受けることになります。体重管理をしたい場合は、食事制限ではなく、栄養価の高い食事を選ぶことが重要です。
