統計によると、「糖尿病」は女性に多く発症し、糖尿病の女性のうち2人に1人は生殖年齢にあります。また、妊娠中の女性の一部は血糖値が正常より高くなることが多く、‘妊娠糖尿病’になる可能性が高いこともわかっています。これは本人に悪影響を及ぼすだけでなく、生まれてくる赤ちゃんも成長してから血糖値が高くなるリスクが、妊娠中に糖尿病の母親がいなかった場合よりも高くなる可能性があります。
血糖値はどのくらい高いのか?
妊娠中の糖尿病診断に用いられる基準
- 50グラムGCT(グルコースチャレンジテスト)
これは食事制限なしで検査できるスクリーニング基準で、50グラムの糖を摂取し、その1時間後に血糖値を測定します。140ミリグラム/デシリットルを超える場合は異常とみなされ、100グラムOGTTを用いた追加検査が推奨されます。
- 100グラムOGTT(経口ブドウ糖負荷試験)
この基準による妊娠糖尿病のスクリーニング検査は以下の手順で行われます。
- 8時間の絶食後に採血を行う(FBS:空腹時血糖)
- その後、妊婦に100グラムのグルコースを摂取してもらいます。多くの場合、吐き気を軽減するためにレモン汁が混ぜられています。
- 摂取後1時間、2時間、3時間に採血を行い、血糖値に異常があれば診断基準に基づいて治療を行います。正常な血糖値の基準は95、180、155、140 mg/dlで、これらの基準値を2回以上超えた場合は「妊娠糖尿病」と診断されます。
妊娠糖尿病の診断と治療
診断と治療はGDM A1とGDM A2の2種類に分けられます。
- GDM A1の場合はOGTTの3つの値のうち2つに異常があり、治療は食事管理によって行われます。
- GDM A2の場合は食事管理に加え、血糖値管理のためにインスリン(Insulin)を使用します。この場合、妊婦は糖尿病専門医の直接の管理を受けます。
