小児の腸重積による腸閉塞

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小児の腸重積による腸閉塞

腸重積症は、腸の一部がその先の腸の中に入り込む状態で、腸閉塞を引き起こします。これは緊急の外科的状態であり、重篤な合併症(腸の虚血や腸穿孔)を防ぐために迅速な治療が必要です。この状態は4か月から2歳の子供に多く見られ、男児に多いです。

原因の90%は明確に特定されていませんが、細菌やウイルス感染による腸炎の後に腸が腫れて異常な収縮を起こし、腸重積が発生することがあります。また、腸内に異常な塊やポリープがある場合も腸重積の原因となることがあります。

腸重積症の症状から子供の状態を観察できます

  • 急性の症状が多く、腹痛、落ち着きのなさ、手足のけいれんから始まります。症状は15~30分間隔で繰り返し起こり、その後腹部膨満や嘔吐が続きます。初期の嘔吐は母乳や食べたものですが、後期には胆汁の混じった黄色や緑色の嘔吐物が見られます。
  • 腸重積が進行し腸への血流が不足すると、患者は粘液を伴う暗赤色の血便をします。さらに進行すると発熱や意識低下が見られます。

腸重積症の診断

  • 身体検査で腸のソーセージ状の塊を触知することがあります。
  • 腹部超音波検査(abdominal ultrasound)で腸重積の塊を確認できます。
  • バリウム注腸検査(barium enema)は診断に加え、腸重積の治療にも有効です。

腸重積症の治療法は2つあります

  1. バリウム注腸検査による整復 バリウムを肛門から注入し圧力をかけて、入り込んだ腸を元の位置に戻します。成功率は約80%ですが、24時間以内に再発することが約10%あります。多くの患者は1~2日で食事が可能となり、2~3日で退院できます。
  2. 手術 外科医が手で腸重積を解除し、原因となるポリープや異常な塊を調べます。壊死や腸穿孔がある場合は、その部分を切除し、健康な腸をつなぎ合わせます。

腸重積症の治療成績は良好で、特に虚血や穿孔などの合併症が起こる前に治療を受ければ効果的です。したがって、子供に上述の症状が見られた場合は、保護者は速やかに医師の診察を受け、適切な診断と治療を受けるべきです。

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パニダー・サウェーンサック医師
小児消化器・肝臓専門医
詳細はお問い合わせください
小児健康センター
パヤタイ3病院4階
電話 02-467-1111 内線 3419

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