ベジタリアン祭りが近づくと、多くの妊婦さんが「妊娠中にベジタリアン食を食べてもよいか」という疑問を持つかもしれません。今日は、避けるべきベジタリアン食品の種類と、もしベジタリアン食だけを食べる場合に特に注目すべき食品について解説します。
妊娠初期(妊娠14週未満)
この時期は胎児の器官が形成される時期です。ベジタリアン食は、母体が十分な栄養素、ビタミン、葉酸を摂取していれば、胎児の異常を引き起こすという報告はありません。
しかし、この時期は妊婦さんの食欲が低下し、つわりの症状が出ることが多いです。揚げ物や脂っこいベジタリアン食はつわりを悪化させ、食欲不振を招くことがあります。また、キャベツ類や豆類などガスを発生させやすい野菜や果物は、もともとお腹が張りやすい妊婦さんの症状を悪化させ、つわりをさらに強くすることがあります。
妊娠中期および後期(14週以降)
この時期は胎児の成長が著しい時期です。胎児が十分な栄養を得られない場合、胎児は他の栄養素よりもまず母体のタンパク質を利用します。妊婦は一般の人よりも多くのタンパク質を必要とし、妊娠期間中の1日のタンパク質必要量は体重1kgあたり1~1.1gです。
したがって、ベジタリアン食を希望する妊婦さんは、1日に必要なタンパク質量を満たすために植物性タンパク質を十分に摂取することをお勧めします。そうすることで、胎児の発育遅延や低体重の問題を防ぐことができます。また、妊娠中期(特に妊娠24~28週)には、妊婦がインスリン抵抗性を起こしやすくなり、炭水化物や糖の代謝異常を引き起こしやすく、妊娠糖尿病のリスクが高まります。
したがって、糖分や炭水化物の多い食品は避けるべきです。特に妊娠糖尿病のリスクがある妊婦さんや妊娠中に糖尿病を発症した方、妊娠前から体重過多の方、または妊娠中に体重増加が過剰な方は、これらの食品を控える必要があります。
穀物由来のタンパク質量の表

まとめると、妊婦が避けるべきベジタリアン食は、揚げ物や脂っこい食品、炭水化物や糖分の多い食品です。また、妊婦は栄養素やビタミンを十分に摂取する必要があり、特に胎児の成長に重要な「タンパク質」をしっかり摂ることが大切です。
リンラダー・ウィチャックウルロート医師
母体胎児医学専門産婦人科医
女性健康センター所属
