私たちの体内には血圧があり、血液を体の各器官に送り出しています。正常な人の血圧は120/80~139/89ミリメートル水銀柱ですが、血圧が140/90ミリメートル水銀柱を超える場合は高血圧症とみなされます。低血圧は100/60ミリメートル水銀柱です。「妊婦」では、胎児に十分な血液を送るために体の変化が起こります。そのため、妊娠初期から中期にかけて血圧は低下し、その後わずかに上昇することがあります。
- 低血圧の特徴は、めまいやふらつきがあり、場合によっては強い倦怠感を伴います。
- 高血圧の特徴は、頭痛、視力のかすみ、体のむくみなどがあります。
妊婦は低血圧や高血圧になる可能性があります。低血圧は主に妊娠初期に見られ、つわりがひどい場合や食事が取れない場合に多いです。強い倦怠感やめまい、失神がある場合は休息が必要で、症状がひどい場合は病院で点滴を受ける必要があります。一方、妊娠中の高血圧や妊娠前からの高血圧は妊娠高血圧症候群を引き起こす可能性があります。また、元々正常な血圧だった妊婦が妊娠中に高血圧になり、妊娠高血圧症候群に進行することもあります。
妊娠中の高血圧は妊娠の各段階でよく見られる合併症であり、妊婦の死亡原因の一つです。毎年5万人以上の症例が報告されており、そのほとんどが死亡のリスクを伴います。
妊娠中に母体が高血圧になる要因には、肥満、高齢、腎臓病や糖尿病などの既往症があります。高血圧が発生すると、妊娠高血圧症候群のリスクが高まり、母体と胎児の両方に合併症を引き起こします。タイでは年間約70万人の出産に対し、1~3%の妊婦が高血圧症を患っており、毎年1万人以上の妊婦が高血圧症を抱えています。
しかしながら、自身が高血圧症であることを知っている妊婦は、妊娠前に計画を立てるべきです
- 血圧を適切に管理すること
- 妊娠計画があることを医師に相談すること。高血圧治療薬の中には胎児に異常を引き起こす可能性があるものもあるため、妊娠前に適切な薬に変更する必要があります。妊娠中に高血圧が判明した場合は、薬の調整が必要です。
- カリウムやマグネシウムを多く含む食事は高血圧の予防に効果的で、バナナ、ジャガイモ、緑葉野菜などの新鮮な野菜や果物に豊富に含まれています。
- 高血圧の妊婦の運動については、ヨガ、水泳、瞑想、十分な休息を推奨します。
